電車で二人分のスペースを占拠していたことを批判されダイエットした話

 私は物心ついたときから太っていました。ですので、「しょうがないこと」だと自分に言い聞かせ、体型を気にせず自由に生きていたのです。確かに、電車やバスで2人分のスペースを占拠してしまったり、割り勘の飲み会などで大食いをしてしまったりと、迷惑をかけていた気はしていたのですが、必死にそれらのことから目をそらしていたのです。
 しかしあるとき、私が電車で座っている時にあからさまに私を批判する声が聞こえてきました。誰が言っていたのかは正確には特定できませんでしたが、おそらく少し離れていたところで立っていた高校生の人だと思います。これまでは周囲の気遣いから、自分の体型を気にせずにいられた私でしたが、このようにストレートに批判されると心がとても痛みました。
 心が痛んだと言っても、別に相手を批判しようとは思いませんでした。うすうすと自分が迷惑をかけていることには気づいていましたから、むしろ「これを機会に」という思いで、痩せようという強い決心を抱くことが出来たのです。
 それから私のダイエット生活が始まりました。テレビなどで見た知識やネットで調べた知識を総まとめし、効果のありそうなものを実践していったのです。
 まず一つ目は「おさんぽ」ダイエットです。散歩することは最も効果的な運動であることが分かってきたらしいのです。ランニングなどの激しい運動ではなく、「散歩」程度の運動が良いそうです。ランニングならすぐに止めてしまっていたでしょうけど、散歩だと私ですら長続きさせることができました。
 二つ目に「するめ」ダイエットを行いました。するめはよく噛みますので、満腹中枢が刺激され過剰な飲食を減らすことができるのです。また、水分を欲すようになりますので、お腹を水で満たし満腹感を得ることもできるのです。同じ理屈でガムもよく噛むようにしていました。
 三つ目は「きのこ食」のダイエットです。きのこは食物繊維が多く含まれていて、かつ低カロリーですので、ダイエットにも健康にも優れている一石二鳥の食料なのです。きのこは種類もたいへん豊富ですので、食事によるダイエットの敵である「飽き」というのも比較的ありません。
 この三つのダイエットを柱に、およそ1年の間必死に痩せようと努力しました。「モテたい」だとか「健康になりたい」だとかいう、自分本位のダイエットではなく、「他人に迷惑をかけないように」という他人本位のダイエットでしたので、比較的強い思いで行えたと思います。その結果、見事にスリムな体を手に入れることができました。しかしまだ「リバウンド」に対する戦いは続いています。自身の生活習慣を100%改善できるまで、気を抜かずに生活していこうと思っています。